音声操縦コントローラ資料公開

ロボマガNo.41号に試作記を掲載させていただいた音声操縦コントローラの技術資料、会社のWebサイトで無償公開しました。

 <東芝ITコントロールシステム株式会社>
  http://www.toshiba-itc.com/

 <音声認識・合成応用ユニット>
  http://www.toshiba-itc.com/sec/robocon1.html

【注意】
上記のWebページにも書いてある通り、この情報はあくまで参考情報として無保証で公開しています。あくまで自己責任で参照して下さいネ。以下の話も、上記と同様に当方では一切責任を持てませんのであしからずご了承下さい。

説明こそほとんどないものの、回路図、ソフトはほぼ全部入ったものがダウンロードできます。音声ユニットのスクリプトだけでなく、PIC(PIC16F876)のプロジェクトファイル類が全部入っています。(ケースの穴あけ寸法図や、組み立て図などの「工作」関係の図は入っていません。)
PICのプログラムは Forest Erectoronics Developments 社の FED-C(WIZ-C)コンパイラで書いてあり、ソースファイルを全て含んでいるので、このコンパイラがあれば自分で好きなようにカスタマイズできます。
FED-CコンパイラはIPI社のオンラインショップあたりで入手可能と思います。(私は、だいぶ前に秋葉原若松通商社で買ったような気がします。)

 <IPI社のPIC開発ツール>
  http://www.ipishop.com/pictoolmain.html

 【注意】
   このリンクも参考です。当方では責任持ちませんのでご了承を。

HEXファイルも含んでいるので、カスタマイズしないで良いなら、このまま秋月電子通商社のPICプログラマなどでPICに書込んで動かすことができます。(KHR−1のコントロール割付を合わせればOKだと思います。)
この音声操縦コントローラは音声ユニットの応用品として試作したので、音声ユニットを回路図通りにつなげば、簡単に音声操縦ができるようになるのですが、実は押しボタンでも操縦できます。
ということは... そうです、とりあえずKHR−1用の押しボタン式操縦コントローラとして使っていて、後から音声ユニットを追加することもできるのです。(このコントローラは基本的には松っちゃんのコントローラをベースとして、音声操縦用にグレードアップしていったものなので...)
実際に作ってみると、押しボタンスイッチを16個も付ける為にケースに穴をあけるのは結構大変でしたが、ユニバーサル基板に適当に並べるだけなら割と楽にできそうです。
特殊な部品はほとんど使っていません。秋月電子通商社や千石電商社の通販などでほとんどの部品が揃うと思います。(振動モータは品切れかも。でも、他の型式の振動モーターでもちょっと調整すればいけそうな感じです。)
材料費はケースやスイッチなどのグレードにもよりますが、5、6千円〜1万5千円くらいで収まるのではないでしょうか。もちろん、音声ユニットや無線送信機KRT−1などは含みませんが。
既にKHR−1(RCB−1搭載)を無線ユニットKRT−1/KRR−1と組み合わせて使っている方、ほとんど改造無しでつなげられると思います。
ところで、プログラムソースを見ると分かるのですが、電源投入時にある操作をすると、押しボタンスイッチの配置が左右正反対になります。これは、コントローラを裏返しに持って操縦できるようにした為です。私はボタンを下向きにして持って使うのですが、皆さんも良くご存知のある方から「親指で上面から操作出来るほうが良い」とアドバイスをいただいたので。
もし「作って見よう!」という方がいらしたら、後でどんな感じに出来たか教えて下さると大変嬉しいです。