プロの腕はさすが&「痛いのダメ」な人は見ないで..

ロボコンマガジンNo.39、どうにか手に入れました。近所の大きな書店2店舗廻ったのに「扱っていない」というので、結局 Amazon.co.jp でした。

★6月19日追記★
松ちゃん(母)が、立川駅北口のオリオン書房で販売(しかも店頭平積!)されているのを見つけてきました。No.40号はここで購入。(^^)/

 <ロボコンマガジンNo.39>(オーム社
  http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-274-20067-1

ROBO-ONE J class レポートの記事で、松っちゃんのことをずいぶんたくさん書いていただき、松っちゃん一家全員で大喜びでした。オーム社の皆様、ありがとうございました。
この記事の文章も写真も、松っちゃんの特徴を良く表していて、さすがプロだなぁ、と関心しています。
松っちゃんの足を掬う技は、見た目がかなり地味な上に、どこで極まったのか良くわからないケースが多かったのですが、掲載された写真を見ると最高のシャッターチャンスで非常に判りやすいアングルから捉えられていました。
また、文章の方もこちらの狙いを的確に取り上げて下さっているので読んでいて嬉しくなりました。



【ご注意】痛いのがキライな人はここから下を見ないで下さい (^^;;

今日は松っちゃん一家のメンバーにまつわる話を少しだけ。
ROBO-ONEにエントリーしたのは、松っちゃん一家(父)、(母)、(長男)、(次男)の4人でした。
今回、ROBO-ONE参加にあたって、チームメンバーの役割は下記の予定でした。

  • (長男):チームリーダー、機体製作者、モーションクリエータ
  • (次男):全試合の操縦者
  • (父):機体改造係、雑用係
  • (母):大株主、マネージャー、タイムキーパー

しかし、大会1週間ほど前に、なんと(長男)が左肘を骨折。ポッキリと...(ToT)
結局、(長男)は J class 開催当日は入院中でした。
一時は「子供をほったらかしてROBO-ONE出場というのもなぁ」という話になったのですが、(長男)が「せっかく作ったんだし、行ってきても大丈夫だよ」と。これで出場を断念しないことにしました。
(長男)はROBO-ONE本戦の直前に退院できたので、ギブス付きながらROBO-ONE会場に行くことができました。
この時にお見舞いや励ましの声を掛けて下さった皆様、本当にありがとうございました。おかげさまでだいぶ回復してきました。

手術では固定用金属ピン3本入れたそうで、下の写真がその内の2本です。焼き鳥の金串のようなものです。サイズ比較の為CDをバックに写していますが、長さ約9cmあります。
抜く時は、電工ペンチみたいな工具で「ごりごりごり、えいっ!」という感じだったようです。ピン3本が全部抜けたのは約40日後。今はリハビリ中ですが、だいぶ動くようになってきました。

話を松っちゃんに戻しますが、この時点では機体はほぼ出来ていて、(父)がボチボチ改造に取り掛かる段階だったので、これはまぁなんとかなりました。

でも、平行して作るはずだったモーションがぁ...

結局(父)は大会直前に徹夜(お約束?)でモーションを作り、(次男)も実際の出場機で極め技の操縦練習ができたのは実質一日半くらいになってしまいました。

痛い話ついでにもう一つ。 (と言っても、こちらは財布が痛い話...)
ありがたいことにROBO-ONE予選を通過できて、さて決勝トーナメントに初出場、という日の朝の出来事です。「さあ、一回戦まであと1時間余り」という頃...

あろうことか、最終調整中の松っちゃんから白い煙が、ボワっと。なんか脛の辺りに白い炎が見える。サーボのケーブルが白熱しながら燃えてる。シュウシュウ燃える音も聞こえてる。二、三回吹いて消そうとして見たけれどダメなので、電源スイッチOFF。
あちゃー、サーボ何個逝ったかな (^^;

顔を引き攣らせて覗き込む松っちゃん(母)「どーしよー、どーしよー、もう出場できないのー? (ToT)」
でも、(父)、(長男)、(次男)は「大丈夫、大丈夫、間に合うよ(^_^)」と、少しも動ぜず。
(自分で言うのもなんですが)ブラックジャックよろしくテキパキと「影響範囲特定」→「膝下サーボ1個焼損、サーボケーブル2本が熱で融着を確認、他は影響なし」→「発火原因は、ブラケット板エッジ接触でケーブル被覆損傷し短絡」→「融着部を残してケーブル切除しサーボを摘出」→「摘出完了」→「新サーボ取り付け」→「他のケーブルも損傷確認」→「若干箇所のケーブル損傷を発見」→「ビニールテープによりケーブルを保護」→「ニュートラルポジション調整」→「全体モーションを確認」→「ヨシ!」
これで一回戦開始20分前に復帰完了。

下の写真が、摘出したサーボと切除したケーブル。 いまだにコゲ臭いです (^^;

本業の方では現場で何回か痛い目に遭った経験があり、そのおかげでこの辺りはスムーズに対処できました。
実はこの事故が起こる前から「リングに上がる1時間前になったらロボットはいじらない」と決めていました。
というのも、サーボ交換から調整までに約1時間かかるので、この分だけはマージンを残しておこうと考えたからです。(さすがに、まさかここまで予想通りになってしまうとは思いませんでしたが。)
まぁ、最初からケーブル被覆をきちんと保護しておけば避けられたトラブルなので情けない限りではありますが、一回戦のリングにはなんとか上がれたので、とりあえず良しとしました。 次回は気をつけよう。

☆☆☆中村博士に感謝!☆☆☆
ケーブルが燃えてしまった時、姫路ソフトワークスの中村博士が心配して声を掛けてくださり、とても親身になって下さったのは大変有難く心強かったです。
近藤科学さんがサーボなどの部品を用意されていることや、近藤科学の技術者の方に相談してみたらどうですか、とのアドバイスもして下さいました。
博士ご自身も対戦準備でお忙しい時間だったと思うのですが、色々と気遣っていただき本当に嬉しかったです。ありがとうございました。